学生屈指の実績も昨季は低迷 日大アメフト部、悪質タックルから5年

 大麻取締法違反などの疑いで警察の捜査を受ける日大アメリカンフットボール部は、学生界では屈指の伝統と実績を誇る。

 チームカラーは赤で「フェニックス(不死鳥)」の愛称を持ち、社会人王者と対戦する日本選手権「ライスボウル」は4度制覇。大学日本一を決める「甲子園ボウル」でも1978年から5連覇を達成するなど、21度の優勝を誇る。

 部のスローガンは、強い意志を持って大胆に実行する様子を意味する「剛毅(ごうき)果断」。59年から2003年まで監督を務めた篠竹幹夫氏の下、猛練習と多彩なパスで攻め立てるショットガン攻撃でチームを常勝軍団に育てあげた。しかし、観客の前で選手を怒鳴りつけたり、鉄拳制裁を加えたりするスパルタ式指導が敬遠されるようになり、91年以降は有力選手が集まらず、低迷が続いた。

 2017年、甲子園ボウルで宿敵関学大を破り、27年ぶりに王座を奪還したものの、翌年には前代未聞の不祥事によって名門の評判は地に落ちた。

 18年5月、関学大との定期…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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