新型コロナウイルスに感染する児童生徒の急増で小中学校の学級や学年の閉鎖が相次ぎ、牛乳など学校給食の廃棄量が増えている。
一斉休校となった昨年春と異なり、登校する児童生徒はいるので給食を続けているが、食材納品や調理の都合で、当日や前日になってからでは提供量の調整ができず、閉鎖になった学級や学年分が残るためだ。
埼玉県内の約8割にあたる約1千校分のパンまたはご飯を製造、配送する県学校給食パン・米飯協同組合(さいたま市)には1月中旬以降、毎日、多数のキャンセルが入るようになった。
注文をもとに毎月初めに日々の生産量を計画しており、材料調達や生産工程の都合でパンは前々日午前中、ご飯で前日昼までのキャンセルなら製造量を減らせるが、それより遅れると計画分を作らざるを得ない。
パンで一日平均約8万食を各地の給食センターや学校へ配送するが、キャンセルは多い日で3千食近くに上り、調整が間に合わず廃棄せざるを得ないのは1200食ほどになることも。
「作り手としては悲しい」
担当者は「毎日、学級閉鎖や…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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