480超の学会が反対声明
司会:高山先生、聞こえますでしょうか。 高山:こんにちは。 司会:じゃあ先生、よろしくお願いします。通訳が入りますので適宜切っていただけると助かります。よろしくお願いします。 高山:はい。日本学術会議会員の高山佳奈子と申します。日本の戦前の憲法は学問の自由を保障していませんでした。研究者の戦争動員という歴史への反省から、戦後の日本国憲法は新たに学問の自由を規定しました。これに基づいて、1948年の日本学術会議法が日本のナショナルアカデミーとして日本学術会議を設立しました。日本学術会議法の3条は、日本学術会議が独立して職務を行うとしています。7条1項は日本学術会議が210人の会員によって組織されることを定めています。続く7条2項は内閣総理大臣が会員を任命するとしていますが、17条を見ますと会員の候補者を推薦するのは日本学術会議であって、会員を選考する権限は日本学術会議が持つとされています。さらに26条では会員に不適当な行為があっても、日本学術会議が求めない限りその会員は退職させられないことになっています。 以上のように、内閣総理大臣には日本学術会議会員を自分で選ぶ権限がありませんので、今回、日本のトップレベルの研究者6人の任命を拒否していることは明らかな違法行為です。すでに研究者の団体である学会が480を超える反対声明を出していることをご報告します。以上です、ありがとうございました。 司会:先生、どうもありがとうございました。(英語)小澤先生、よろしくお願いします。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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