学長と副学長に辞任勧告へ 日大理事会で アメフト部の違法薬物問題

 日本大学アメリカンフットボール部の違法薬物事件をめぐり、日大は22日午後に理事会を開き、一連の対応の責任をとるため、沢田康広副学長(競技スポーツ担当)には即時の、酒井健夫学長には学年末での辞任を求めることが、関係者への取材で分かった。

 先月公表された第三者委員会の報告書は、林真理子理事長らによるガバナンス(組織統治)が「全く機能しなかった」と指摘。大麻の可能性が高い植物片を見つけながら12日間、警察に報告しなかった沢田副学長のほか、その対応を会見で「適切だ」と強調した林理事長、酒井学長の対応などを問題視し、「経営層の処分」にも言及していた。

 複数の関係者によると、10日にあった理事会では、沢田副学長と林理事長、酒井学長の3人に辞任を勧告するかの議論があった。3人を外して投票した結果、3人とも辞任すべきだとの意見が最も多かったという。

 文部科学省は日大に対し、今月中に改善計画などを報告するよう求めている。(山本知佳、榊原一生、上野創)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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