孫の手借りて始めたSNS 新たな客呼ぶチャルメラ

【動画】和歌山市を中心に営業する屋台「王将ラーメン」=西岡臣撮影

 和歌山市を中心に営業する屋台ラーメンの「王将ラーメン」は今年で創業46年を迎える。

住宅街に響くチャルメラ

 軽トラックでチャルメラを響かせ、住宅街を走ると店主の藪内英則さん(78)の元に次々と電話で注文が舞い込む。「まいどおおきに。はいはい、あそこの角のところね」。注文客の自宅前などで合流し、素早くラーメンを作って渡すと、すぐに次へ向かう。一晩で70杯を売ることもある。

 開業して間もない1970年代後半は和歌山市周辺にも屋台ラーメンが多くあったという。「よくもうかるので世間的にも多かったと思う」と振り返る。王将ラーメンも一時は20台以上の屋台を走らせていたが、深夜営業の飲食店が増えたことなども影響し、売り上げは徐々に減少。2011年ごろには屋台は藪内さんの1台になった。「80歳で店をやめようと思っていた」

 しかし、2年前に孫の手を借りて始めたSNSをきっかけに、考えが変わったという。

■孫の手を借りてツイッター

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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