JR宇都宮駅と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT=ライト・レール・トランジット)が26日、開業した。国内で路面電車が新たに開業するのは75年ぶり。軌道を新設したLRTは全国で初めて。26日午前に宇都宮市で開業式が開かれ、午後3時に運行が始まる。
低床で段差が少ないLRTは高齢者や車いすでも利用しやすく、振動や騒音も少ないのが特徴。電気で動くため二酸化炭素を出さず、定時性に優れているとされる。
第三セクター「宇都宮ライトレール」が運行し、宇都宮駅東口から芳賀町までの14・6キロを50分ほどで結ぶ。初乗り運賃は150円。
宇都宮市では1993年から交通渋滞の解消をめざして新交通システムの検討が始まった。高齢化で運転免許返納が進むと見込み、LRTと路線バスなどを組み合わせて公共交通を活性化させ、都市機能や住民を集約するコンパクトなまちづくりをめざす。
事業費は当初見込みの約1・…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル