富岡万葉 清水謙司
安倍晋三元首相が昨年7月8日に奈良市で銃撃された事件を受けて、奈良県内の自民党関係者ら有志でつくる任意団体が、慰霊碑にあたるモニュメントを設置することがわかった。同党奈良県連の井岡正徳幹事長が24日、報道陣の取材に明らかにした。
関係者によると、モニュメントは来月8日までの完成を目指しており、奈良市内の私有地に設置を検討しているという。この団体は、事件現場付近に献花台を設けることも検討しているという。
安倍氏は、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で選挙演説中に撃たれた。現場は再整備中の市道で、同市は昨年10月に交通安全上の理由から、付近に目印や碑を造らないと判断。今年3月に車道に整備して、近くの歩道に花壇を設けた。自民党関係者らが独自で碑の設置を模索していた。(富岡万葉、清水謙司)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル