安倍晋三首相は26日午前、首相官邸で開いた政府の非常災害対策本部会議で、関東や東北にかけての記録的大雨による被害について、「被害状況を迅速に把握し、救命・救助活動に全力を挙げ、ライフラインの復旧、被災者の生活支援に迅速に取り組んでもらいたい」と閣僚に指示した。
首相は台風15、19号に続く被害であることを踏まえ、「後片付けも終わらない中での大雨、度重なる避難に、被災者の疲労も積もっている。厳しい状況に思いを致し、生活再建、生業の再建に向けて全力を尽くしてほしい」とも語った。
また首相は「大雨の峠は過ぎたが、これまでに降った雨で河川の水位が上昇し、地盤の緩んでいるところもある。油断することなく、自治体からの情報に注意して、土砂災害の二次災害に備えてもらいたい」と住民に向けて警戒を呼びかけた。
一方、自民党も26日午前、同党の非常災害対策本部(本部長・二階俊博幹事長)の役員会を開いた。関係省庁から各地の被害状況をヒアリングした上で、政府と連携して被災者の生活支援や復旧に取り組むことを確認した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース