安倍晋三元首相が奈良市内で街頭演説中に銃で撃たれ、殺害された事件で、奈良県警は9日、銃撃現場の近くに止まっていた選挙カーの看板に複数の弾痕があったと発表した。現場で確認された発砲音は2回。県警によると、安倍氏は少なくとも首と左上腕の2カ所を撃たれた。県警はこうした状況から、犯行に使われた手製の銃について、1回の発砲で複数の銃弾が発射される構造だった可能性があるとみて調べている。
目撃証言によると、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された山上徹也容疑者(41)=奈良市大宮町3丁目=は、8日午前11時32分ごろ、奈良市西大寺東町2丁目の近鉄大和(やまと)西大寺(さいだいじ)駅前の路上で演説中だった安倍氏に背後から近づいた。現場では発砲音が2回鳴り響いた。
県警によると、選挙カーは当時、安倍氏の前方に止まっていたという。屋根に設置した看板に、貫通しているような穴が数カ所あいているのが見つかった。
一方、司法解剖では、安倍氏…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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