安倍晋三元首相(67)が奈良市で8日、街頭演説中に銃で撃たれて殺害された事件で、奈良県警は11日、無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が、事件前日に宗教団体の関連施設に銃弾を撃ち込んだと供述し、現場で弾痕のようなものを確認した、と発表した。県警は11日に現場検証を行い、安倍氏の銃撃に使われた手製の銃との関係などを詳しく調べている。
県警が現場検証をしたのは、宗教法人「世界平和統一家庭連合」(旧・世界基督教統一神霊協会=統一教会)の関連施設が入る、奈良市三条大路1丁目の建物。安倍氏に対する銃撃事件の関係先として、県警は殺人容疑で検証のための令状を取った。
捜査関係者によると、山上容疑者は県警の調べに、旧統一教会の名を挙げ、「母親が入信し、教会への献金で生活が苦しくなった。恨んでいた」と説明。その上で「団体トップを狙おうとしたが難しく、安倍元首相が(その団体と)近いので殺そうと思った」との趣旨の供述をしているという。県警が自宅から押収したノートにも、団体への恨みが書かれていたという。
容疑者の車に似た車両、防犯カメラに映る
関連施設は、安倍氏が銃撃さ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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