安倍派の堀井学衆院議員の苫小牧事務所、年内で閉鎖 裏金問題影響か

 自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、派閥から還流された1千万円超を裏金として受け取っていたと認めた堀井学衆院議員(当選4回、比例北海道ブロック)の苫小牧市にある事務所が今月末で閉鎖されることが23日、関係者への取材でわかった。地元の衆院北海道9区の事務所は、登別市の1カ所になる。

 後援会や事務所など複数の関係者によると、堀井氏は地元事務所を通じて、20日前後に選挙区内の首長や党員、党所属の議員らに「事務所統合のお知らせ」と題する文書を送付。「今月31日付で苫小牧事務所を一時的に閉鎖し、登別事務所と統合」するとした。派閥のパーティー自粛で、今後運営資金が不足することが背景にあるという。

 苫小牧事務所は2012年の堀井氏の初当選後に設置された。今年2月には、事務職員の退職を機に室蘭市にあった事務所も閉鎖している。堀井氏は室蘭市出身だが、07年~12年に登別市区選出の道議を務め、当時から同市に自宅があるなど本拠地としている。

 堀井氏は元スピードスケート選手で、1994年のリレハンメル冬季五輪・男子500メートルの銅メダリスト。今年9月に内閣府副大臣に就任したが、パーティー問題を受けて今月14日に辞任した。(松本英仁)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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