安倍晋三首相が、持病が悪化したことなどから国政に支障が出る事態は避けたいとして、総理大臣を辞任する意向を固めた、とNHKなどが8月28日に速報した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、連日、対応してきたが、8月17日と24日には慶應大学病院を日帰りで訪れており、体調を心配する声が政権内外からもあがっていた。【BuzzFeed Japan/瀬谷 健介】
菅義偉官房長官は、8月27日のブルームバーグなどの取材に応じ、安倍首相の体調について「変わらないと思う」と述べ、自民党総裁の任期である来年9月まで職務を全うするとの見通しを伝えていた。 ブルームバーグによると、菅氏は「1日2回程度お会いするが、変わらない」とし、任期を全うするかについて「もちろんそうだ」と強調。そのための体力や気力も「大丈夫だ」と語ったという。 日経新聞によると、菅氏は28日の閣議後の記者会見で、この日午後に予定する記者会見について言及。「新たなコロナ対策について首相から説明する」と述べ、首相の体調に関して「首相自ら『また仕事を頑張りたい』と述べている。毎日お目にかかっているが変わりない」と改めて語ったという。
しかし、NHKが速報で「辞任の意向」と伝えた。安倍首相は検査の結果、持病の「潰瘍性大腸炎」が悪化していることが分かったという。 第一次安倍政権でも、この潰瘍性大腸炎が悪化するなどして366日で辞任した。 そして、2020年8月24日、第2次政権発足後、連続の在任期間が歴代最長となった。 安倍首相は、28日午後5時から記者会見を控えている。自身の体調や辞任の理由について話すとみられる。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース