安全祈る写経186巻、脱線事故現場に 「忘れないことが追悼」

 2005年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で負傷した女性らが19日、安全と犠牲者追悼の祈りを込めた写経186巻を事故現場に供えた。107人が亡くなった事故から25日で17年。女性は「追悼とは忘れないこと。自分のこととして多くの人に考えてほしい」と語った。

 兵庫県伊丹市の増田和代さん(52)は脱線車両の3両目に乗っていた。事故の「風化」を憂え、尼崎市の道心寺住職で落語家の露(つゆ)の団姫(まるこ)さんに相談したところ、心を寄せてくれる全国の人たちに般若心経を書き写してもらい、事故現場に届けることを提案された。

 団姫さんのブログなどで呼び…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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