安土桃山時代の刀や19世紀のライフルを許可なく所持したとして、警視庁は指定暴力団住吉会系幹部の男(51)=東京都台東区=を銃刀法違反などの容疑で逮捕し、28日発表した。「自分の物で間違いない」と容疑を認めているといい、警視庁は持っていた目的を調べる。
薬物銃器対策課によると、男は7月、自宅で都教育委員会の許可を得ずに、ライフル銃(全長99・3センチ)1丁、日本刀の脇差し(刃渡り53・9センチ)1本、やり(刃渡り31・7センチ)1本を所持したなどの疑いがある。
古美術品として価値
同課が都教委に確認したところ、ライフル銃は1800年代に米国でつくられた「シャープス銃」、刀とやりはいずれも安土桃山時代(1573~1603年)につくられたものと判明。特にライフル銃は保存状態が良く、古美術品として価値があるとみられるという。
銃や刀剣類は一定の条件を満たし、自治体の教育委員会で登録手続きを経て、認められれば自宅などで所持できる。(御船紗子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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