産休や育休から復帰する教員を支援しようと、東京都八王子市は2学期から、女性職員が搾乳できる部屋「マザーズルーム」を市立いずみの森義務教育学校に設置した。搾乳用の部屋を設ける動きは企業などで広がりつつあるが、市教委によると、公立学校では全国的にも珍しいという。
安心して搾乳できる部屋を校内に整えることで、授乳期の女性職員が働く環境をよりよくするねらいがある。同校では時間割を調整して、終日空けられる特別教室をマザーズルームにした。母乳を保管する冷凍庫や、ソファベッド、毛布などがある。内側から鍵をかけられ、室内をカーテンで仕切ることもできる。
使いたい時は副校長に伝え、鍵を借りる。利用は原則1人ずつ。市教委は、搾乳のほか、男女問わずに休息にも使ってもらいたいとしている。
整備にかかる約50万円は、公立学校共済組合からの補助金でまかなった。
同組合は今年、搾乳や休息が…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル