建築家の安藤忠雄氏が設計し、大阪市に寄贈した児童向け図書施設「こども本の森 中之島」(大阪市北区)で29日、報道向け内覧会が開かれた。開館は3月1日を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、当面の間の延期が既に決まっている。
こども本の森は3階建てで、3フロア全ての壁が本棚になっている。絵本や児童文学、図鑑など約1万8千冊の本が壁一面にずらりと並ぶ様子は圧巻だ。貸し出しはしないが、子供が中之島公園の広場や芝生などで自由に読書することを想定しており、施設外への本の持ち出しができる。
安藤氏は内覧会で「ここから考える力を持った子供たちが世界に羽ばたいていってほしい」と期待。松井一郎市長は開館延期について「残念だが仕方がない。感染拡大が収束した後に、大勢の子供に利用してもらいたい」と話した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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