新型コロナウイルスの感染拡大による行動制限もなくなり、社会はすっかり元に戻ったようにも見える。一方で、コロナやインフルエンザの流行が続く。また別の新しい感染症が広がるかもしれない。そんな状況下で、コロナ禍を経て、都市や建築のあり方、人々の暮らしがどう変わったのか――。そうしたテーマで映画監督の安藤桃子さんと建築家の隈研吾さんが語りあったのが、朝日地球会議2023「ポストコロナの都市と建築 人のかたち」のセッションだ。
映画の撮影を機に高知に移住し、子供と一緒に暮らしているという安藤さんは、「世界中が停止したコロナという時間があったからこそ、それぞれが環境や職業ともう一度向き合って、本質に立ち返るような時間を過ごしたと思います」と切り出した。
安藤さん自身、「私は人としてどう生きたいのか、映画がこの世界に対して何ができるんだっていうことを深く考えた」という。そして今、力を入れているのが子供たちとともに映画をつくるワークショップだと明かした。
「子どもたちは、もうイコール未来。どういった世の中に生きていきたいのかという望み(を示してくれる存在)ですよね。そういったビジョンを、子供たちと共有したいと思って、子供たちとの映画作りのワークショップを始めました」
映画はシネコンでアニメしか見たことがない、という子供も含め1チーム12人ぐらいで、たった3日間で何もないところから一緒に、脚本を作り、撮影もし、上映と発表まで子どもたちがするというワークショップだという。
映画では主演が目立ちやすい…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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