宝塚大劇場、静かな初日 楽屋入り出待ちもなく

 ようやくこの日が――。4カ月の公演中止を経て17日、宝塚歌劇が再始動した。劇場周辺には朝から待ち望んだファンの姿も。だが当日券の販売や出演者の楽屋入り待ちはなく、普段に比べて靜かな初日を迎えた。

午前10時、大劇場の門が開く

 午前10時前、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)前に約90人が列をつくった。グッズショップ「キャトルレーヴ」の入店整理券を求める人たちだ。

拡大する劇場前には、グッズショップの入店整理券を求める列ができた=2020年7月17日午前9時51分、兵庫県宝塚市、滝沢美穂子撮影

 先頭に並んでいたファンの女性(37)=大阪府池田市=は、初日のチケットがとれず、せめて舞台写真を買いたいと訪れた。「再開を楽しみにしていました。(花組トップスターの)柚香光(ゆずかれい)さんが羽根を背負う姿が早くみたい」

 観劇できるのは8月以降になりそうだが、今後のコロナの感染状況が心配だ。「いつかまた公演が中止になるんじゃないかと不安。無事に公演を続けてほしい」と語る。

拡大するトイレの床には間隔をあけるようシールが貼ってある=2020年7月16日午後4時54分、兵庫県宝塚市、滝沢美穂子撮影

 午前10時には、宝塚大劇場の正面ゲートが開いた。大劇場への入り口は4カ所あるが、この日はコロナ対策で一つに絞られた。一部の飲食店も営業を再開した。

拡大する入場口に並んだファンが、一列になり劇場に入っていった=2020年7月17日午前10時3分、兵庫県宝塚市、滝沢美穂子撮影

■入り口で検温、…

980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment