宝恵かごに乗った「愛染娘」が練り歩き 江戸時代の参拝を再現

小宮路勝

 大阪の夏の風物詩として知られる「愛染(あいぜん)まつり」が30日、大阪市天王寺区四天王寺支院・愛染堂勝鬘院(しょうまんいん)で始まった。7月2日まで。

 初日に行われたパレードでは、浴衣姿の「愛染娘」9人が4基の華やかな「宝恵(ほえ)かご」に交代で乗り、雀(すずめ)おどりの人たちとともに沿道を練り歩いた。パレードは、江戸時代に商売繁盛などを願う芸者がかごに乗って同堂を訪れたことを再現しているという。

 参拝者らでにぎわう境内に愛染娘らが入ると「あいぜんさんじゃ」「商売繁盛」などの声が掛けられた。担ぎ手がかごを持ち上げ、愛染娘が手を振ると大きな歓声が上がった。

 今年は6年ぶりに露店も復活。約40店が出店されている。(小宮路勝)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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