ジャガイモも食べ方に注意を――。
毎年のように発生しているというジャガイモの食中毒が今月、東京都日野市の小学校でも起きた。調理実習で塩ゆでして食べた5年生20人が頭痛や吐き気などを訴えた。
都福祉保健局によると、調理実習に使ったイモは、今春に山梨県の農家で収穫された。
先月31日に学校が購入し、今月5日の調理実習の朝まで教員の自宅ガレージでポリ袋に入れた状態で保管していた。直射日光が当たる時間帯もあったという。
実習ではイモを皮ごとゆでて、食べる前に皮をむいたが、むききらずに食べた児童もいた。計75人のうち、20人が食後約50分~約6時間のうちに体調不良を訴えた。
立ち入り調査に入った南多摩保健所は残ったイモの中に一部緑変したものを確認。ジャガイモに含まれる天然毒素「ソラニン類」が検出され、患者の症状などと合致したことからソラニン類による食中毒と断定した。
児童は全員軽症で回復済みだという。
農林水産省によると、ジャガイモにはもともとソラニン類が含まれており、特に芽や皮の部分に多い。小さくて未熟なものや、芽が出ていたり緑色に変化したりしたものは含有量が高いとされる。
注意しないといけないのが…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル