兵庫県多可町の山林で27日夕、近くに住む70代夫妻が倒木の下敷きになって死亡する事故があった。2人は山菜採りに来ていた。毎年春の行楽シーズンには山菜採りに絡む山岳事故が相次ぐ傾向にあり、県警は「危険性を十分に理解して」と注意を呼びかける。
多可町や西脇署によると、現場の山林は同町の三谷地区(79世帯)が共同で所有しており、亡くなった夫妻もこの地区の住民だった。
地区から委託を受けた北はりま森林組合がスギを植林し、定期的に間伐や搬出をしているという。
2人が下敷きになったのは高さ約10メートル、直径約30センチのスギで、根元は伐採した形跡があった。ただ、事故のあった時間帯に伐採作業はしておらず、署は木が倒れた経緯を調べている。
森林組合の一人は「27日は風も強かった。倒れた原因はまだわからない」と言葉を選んだ。
町の7~8割を山林が占める…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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