実習生来られず…代打が不法残留容疑 背景に人手不足か

 北海道警名寄署は11日までに、出入国管理法違反(不法残留)の疑いでベトナム人とインドネシア人の男3人を逮捕し、送検した。新型コロナウイルスの感染拡大による人手不足が背景にあるとみられる。

 署によると、3人はベトナム国籍のヴォ・コン・ズオン(29)、チャン・ハイ・ニン(28)、インドネシア国籍のファットフロジ(32)の各容疑者。逮捕容疑は、在留期間が半年から1年以上過ぎていたにもかかわらず、国内に滞在していたというもの。署は、3人とも容疑を認めているとしている。

 JA道北なよろから4月下旬、名寄市内の智恵文(ちえぶん)地区の農家が受け入れを検討していた外国人の身元について相談を受け、調べていたという。

 同JAによると、智恵文地区はアスパラやジャガイモなどが特産。同地区の複数の農家では今年の農期に向けて、中国人の技能実習生計51人の受け入れを予定していた。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、全員が来日できなくなった。

 4月中旬に群馬県の人材派遣会社から売り込みがあり、外国人12人が名寄まで来たが、逮捕された3人に不審な点があった。3人の逮捕を受け、同地区では12人全員の受け入れを見送ったという。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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