四つの市民襲撃事件で殺人罪などに問われた指定暴力団・工藤会トップの総裁野村悟(73)と、ナンバー2の会長田上不美夫(63)の両被告の第9回公判が2日、福岡地裁であった。1998年の元漁協組合長射殺事件に関わったとして、有罪判決を受けた男性が「組幹部の依頼を受けた知人の指示だった」と証言した。
男性は、事件の実行役が逃走時に使った車を盗んだとして、盗みの罪で有罪判決を受けた。
男性は別室から話す「ビデオリンク方式」で、「組幹部の依頼を受けた知人から指示されて車を盗んだ」と証言。知人から「やばいことに使うので指紋を残すな」と言われ、タオルでハンドルを拭いたと振り返った。
「何に使うかは深く考えていなかった」と語り、事件後、逃走車の特徴を報道で知った際には「自分たちが持って行った車だな」と思ったという。
この日は漁協側と漁業補償につ…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル