実行犯の供述「信用できず」 殺人罪問われた2被告に無罪 千葉地裁

 千葉県印西市内の防火貯水槽で2020年に左足のない男性の遺体が見つかった事件で、殺人罪などに問われた、いずれも住所不定無職の戸田昌宏被告(36)と渋谷勇生被告(28)の裁判員裁判の判決が24日、千葉地裁であり、平塚浩司裁判長は両被告に殺人罪について無罪を言い渡した。

 戸田被告は死体損壊・遺棄罪にも問われていたが、同罪でも無罪とされた。

 公判では、20年10月、千葉市内で男性(当時46)を殺した実行犯とされた中上忠寿被告(50)=殺人罪などで懲役20年の実刑判決、控訴中=による戸田被告らとの共謀についての供述の信用性が争点となった。検察側は「逮捕翌日から全面的に自供し、終始一貫しており、説明も自然で納得できる」と主張、弁護側は「供述は信用性がない」としていた。

 判決では、「両被告と中上被…

この記事は有料記事です。残り171文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment