実際の選挙控え知的障害者が模擬投票 「自分の一票、自分で決める」

 今月、大阪府東大阪市長選と市議選がある。4年前の前回の投票率はいずれも38・91%。あなたの周りの有権者のうち3人に2人は投票に行っていないかもしれない、ぐらいのとても低い割合だ。こうしたなか、健常者に比べて投票にハードルがある知的障害者が、選挙や投票行動そのものの勉強を重ねている。

 7月下旬、東大阪市役所の1階に、市内の社会福祉法人「創思苑」の施設などの利用者約30人が集まった。

 模擬投票の体験だ。市の選挙管理委員会が協力し、実際に使われる記載台や投票箱が用意された。

 選管職員から投票の仕方などについて説明を受けた後、投票に臨んだ。

 最初は架空の候補者3人から選ぶ投票を体験。さらに候補者の演説を聴いてから投票する体験もした。

 2回目の投票では開票作業も行われた。各候補者の得票数が発表されると、参加者からどよめきが起こった。

 これまで選挙に行ったことが…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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