「貸し付け配管」や「無償貸与」と呼ばれる慣行がLPガス業界で長く続いている。ガス会社はガス管や給湯器などを無償で住宅に設置する代わりに、消費者とのガス供給契約を独占する。割高なガス料金を請求されていても、消費者は気づきにくい構造がある。
北海道内に本社を置くLPガス販売会社の幹部は、会社で9月に受けた一本の電話が忘れられない。
声の主は、通信機器販売業者の営業担当者。道内の都市部にある賃貸マンションへのガス供給を斡旋(あっせん)するとして、条件が示された。
ガス会社は、①賃貸用の十数…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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