客もスタッフも、生産者も笑顔に 「三方よし」目指すチョコレート店

 滋賀のよさをチョコレートで再確認できたら――。そんな思いで、大津市琵琶湖近くに出店した。バレンタインデーの2月14日、4周年を迎える。

 琵琶湖が見える。「THE SMILE CHOCOLATE」があるのは、中央大通りにある小さなビルの1階。

 5坪(約16・5平方メートル)の店内に、生チョコ、チョコバー、ディップフルーツ、マドレーヌ、ドリンクなどの商品が並ぶ。

 薄く延ばしたチョコレートに、ナッツやドライフルーツなどをトッピングした「マンディアン」は17種類もある。

 「街のお菓子屋さんをつくりたかった。子どもが自分のお小遣いで、母の日や友だちの誕生日に買えるような」

 ショコラティエで同店代表取締役の吉野智和さん(47)は、店のコンセプトをこう説明する。原材料費は高くなっているが、1個280円のマンディアンは開店以来、値上げしていないという。

 出かけたよその土地で買う「お土産」ではなく、その土地の人が「うちの街のおいしいもの」として買って持っていく「おもたせ」を目指す。

 「滋賀と言えば『琵琶湖とふ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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