宣言解除で気楽に? 専門家「自分たちのせいだけど」

 新型コロナウイルスの感染拡大を抑えたい自治体の要請を受け、大阪に加え、兵庫、宮城の3府県に初めて「まん延防止等重点措置」(まん防)が適用されることが1日、決まった。中心となる対策は、飲食店などへの罰則付きの営業時間の短縮命令だが、すでに時短営業となっている地域も多い。これで感染拡大を抑え込めるのか。

「いずれ減少傾向に…」 見通し外れた宮城

 「3日間連続で(新規感染者数が)200人前後が続いている。緊急事態ではないか」。兵庫県の井戸敏三知事は1日、適用を要請した理由をこう語った。

 大阪府が適用要請の意向を明らかにした3月29日、井戸知事は「要請するような状況にあるとは見極められない」と述べていた。ところが状況は翌日に一変。同30日の感染者数は前日比で2・5倍の176人に。以降200人前後で推移している。

 31日までの1週間の感染者は、半数が30代以下の若年層。こうした状況を踏まえ、対象区域は神戸―大阪間にまたがる県内4市とした。新年度が始まり、特に都市部で会食やイベントが増えることを警戒したためだ。井戸知事は「年度末の人の動きは予想をはるかに超えていたのかと思う。できるだけ早く『まん防』を適用して、県民に強いメッセージを出したかった」。

 同様に急速に感染が拡大してい…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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