多田晃子
宮内庁は30日、2023年度予算の概算要求を公表した。積極的な広報展開のための体制整備として、SNSを使った情報発信やホームページの刷新を検討・実施する参事官1人の新設や職員2人の増員を盛り込んだ。週刊誌やSNSなどで皇室に関する情報があふれるなか、正しい情報を提供し、誤った情報をただす意味合いもある。同庁がSNSで情報発信をすることになれば初の試みとなる。
現時点では来年4月からの新設を想定しているが、変更する可能性もあるという。新設や増員の経緯について、同庁幹部は、間違った情報がまるで真実であるかのように流布している状況などを挙げ、「今まで以上に宮内庁で正しい情報を積極的に提供して、より正しい姿を国民にお伝えする必要があるのでは、という声も踏まえて今回要求した」と説明した。(多田晃子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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