東京都立大教授で社会学者の宮台真司さん(63)が昨年11月に切りつけられて重傷を負った事件で、警視庁は2日、昨年12月に死亡した容疑者とみられる男が公開捜査となった後にパソコンを処分していたと明らかにした。男の母親が証言したという。同庁は、男が宮台さんに関する情報を集めようとした形跡などを隠そうとした疑いがあるとみて調べている。
捜査1課は男の自宅と約300メートル離れた別宅から、おの1本のほか、ナイフ1本、書籍一式、自転車など計約70点を見つけ、押収。このうちおのは別宅から見つかり、血痕などは確認できなかったが形状から宮台さんを襲う際に凶器として使われた可能性があるという。
ナイフは刃渡り約21センチで、宮台さんの事件後の昨年12月に男が母親から3万円をもらって購入を申し込み、年末から年明けにかけて届く予定になっていた。男は公開捜査となった12月12日の4日後に自殺したとみられ、本人が受け取ることはなかったが、同課は再び事件を起こそうとしていた可能性があったとみている。
母親「犯人ではないと信じたい気持ちが…」
書籍の中には宮台さんを含む…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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