東京都立大教授で社会学者の宮台真司さん(64)が昨年11月に切りつけられ重傷を負った事件で、警視庁は、容
疑者と特定していた無職の男(当時41)=相模原市南区=を9日に殺人未遂容疑で東京地検立川支部に書類送検する方針を固めた。男は昨年末に死亡しているため手続きとしての送検で、この事件の捜査は事実上終結する。
捜査関係者によると、男は昨年11月29日午後4時17分ごろ、東京都八王子市の都立大南大沢キャンパスで、宮台さんの顔や足などを複数回切りつけて殺害しようとした疑いがある。
犯人とみられる男が事件の1週間前に現場近くで乗っていた自転車の所有者がこの男と判明したが、男はすでに昨年12月16日に自宅から約300メートル離れた別宅で死亡していた。犯人とみられる男の映像を公開した4日後だった。
同課は容疑者特定の後も動機の解明を進めてきたが、男の死亡前にパソコンを含め様々な物品が処分されており、事件に至る詳しい経緯はわかっていない。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment