柴田町北船岡3丁目の民家で昨年9月、無職毛利哲雄さん(当時74)が殺害された事件で、県警は8日、容疑者2人を逮捕したと発表した。発生から約4カ月。不安を募らせていた住民は安堵(あんど)した一方で、容疑者宅の周囲には驚きの声が広がった。
捜査1課と大河原署は8日までに、愛知県岩倉市八剱町、土木作業員森満容疑者(45)と宮城県山元町小平、会社員岩見尭明容疑者(27)を殺人と殺人未遂の疑いで逮捕し、同日会見した。両容疑者の認否を明らかにしていない。
捜査1課によると、2人は共謀し、2020年9月11日午後8時10分ごろ、毛利さんの左脇腹などを刃物で刺すなどして失血死させた上、同居する毛利さんの妻(70)の左腹などを刺すなどして全治2週間のけがを負わせた疑いがある。
事件当時、両容疑者に面識はなく、岩見容疑者はSNSを通じて森容疑者と知り合い、殺害を依頼したという。岩見容疑者は毛利さんの長男(43)の知人で、金銭トラブルがあったとみられる。
同課によると、現場には森容疑者がレンタカーで向かい、犯行後は岐阜県に逃走したとみられる。凶器の刃物は見つかっていない。毛利さんの長男は犯行当時自宅にいなかった。岩見容疑者が森容疑者に殺害依頼をした相手については「詳細は捜査中。被害者方の住人を狙ったものと思われる」とした。県警は詳しい事情を調べる。
近隣住民や親戚が語る岩見容疑者
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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