平塚学
宮崎県警の元刑事部長の70代男性がスーパーで万引きした疑いで宮崎南署の取り調べを受け、検察に送致せずに刑事手続きを終える「微罪処分」になっていたことが27日、捜査関係者への取材でわかった。男性は容疑を認めたという。
捜査関係者によると、男性は昨年9月上旬、宮崎市内のスーパーで食料品や日用品など約2千円相当の商品を盗んだ疑いがある。店を出た際に店員に呼び止められたが、男性はバイクで現場から逃走。ナンバーなどから判明し、男性は後日になって弁償したという。
宮崎南署は、被害額が少なく、被害者も処罰を望んでいないとして検察庁に送らずに厳重注意で済ませる微罪処分とした。福永光宏署長は「微罪処分とされた個別の事案についてはその存否も含めてコメントはありません」としている。(平塚学)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル