大木理恵子
産業廃棄物である廃材などを不法投棄したとして、熊本県警は24日、多良木町多良木の建設会社社長橋詰佳範(よしのり)容疑者(45)を廃棄物処理法違反容疑で逮捕し、発表した。
多良木署などの発表によると、橋詰容疑者の建設会社では住宅のリフォームなどを請け負っている。昨年6月ごろから今年3月ごろまでの間、従業員3人と共謀し、リフォームの際に出た住宅の柱や遮音材、内壁に使われた石膏(せっこう)ボードなどの廃棄物を、多良木町多良木の社有地に捨てた疑いがある。重機で深さ約2メートルの穴を複数個掘って投棄しており、廃棄物は少なくとも9・41トンにのぼるという。
昨年7月の豪雨災害に伴うリフォームで出た廃棄物も含まれているという。橋詰容疑者は容疑を認め、「処分費用を抑えるためだった」などと説明しているという。(大木理恵子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル