「本当に望んでいることは、家族3人で仲良く暮らすことです。でも…」
30代の父親は、苦しい表情を浮かべながら話し始めた。
「妻は感情の起伏が激しく、気に入らないことがあると『役立たず』『ゴミ!』と私をののしります。エスカレートすると、離婚を迫ってきます」
妻とは共働き。保育園に通う子どもと3人で暮らしている。
保育園の送り迎え、料理や洗濯といった家事のうちほとんどを男性が担っている。
夕食の下準備や家事などのため午前5時ごろに起床。一方の妻は午前8時過ぎに起きる。帰宅後も、家事や育児の中心は自分が担う。
コロナ禍以降、在宅勤務が増えたことで時間の融通がきくようになった。そこから担当が増え、結果として今の分担に。正直に言えば、体がしんどい。
でも、妻には、「世の『お母さん』なら普通にやっていること」と言われる。
育休「取るべきだった」
妻から「離婚」の言葉が初めて出たのは、子どもが生後半年を過ぎた頃だった。
妻は育休を取得した。だが…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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