上山崎雅泰
駐在所に家出中の少女を泊め、わいせつな行為をしたとして、岡山県警は12日夜、同県警児島署の巡査部長、浜名啓(ひろむ)容疑者(49)=同県倉敷市児島赤崎2丁目=を県青少年健全育成条例違反(非行助長行為の禁止)と強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。浜名容疑者は「駐在所に引き入れたことは間違いないが、わいせつ行為はしていない」と容疑を一部否認しているという。
監察課によると、浜名容疑者は3日午前9時40分~翌4日午後1時10分ごろ、公園にいた少女が18歳未満で家出中であることを知りながら「駐在所で休もう」と声をかけ、勤務先の同市内の駐在所に宿泊させたうえ、4日午前8時~同11時半ごろの間に駐在所の居室で抱きつくなどした疑いがある。浜名容疑者はこの駐在所に1人で暮らしており、3日は勤務だったが、4日は休みだった。
県警に4日、児童相談所から「少女から駐在所に寝泊まりしているという連絡があった」と通報があり、発覚したという。県警の河合弘文・首席監察官は「職務執行の流れの中、警察施設内でこのような犯行に及び逮捕されたことは極めて遺憾。今後、捜査で全容解明を図り、厳正に対処する」とのコメントを出した。(上山崎雅泰)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル