新型コロナウイルスについて、政府の専門家会議は、発熱など風邪の症状があれば、まず学校や会社を休み、外出を控えるよう求めている。37・5度以上の発熱などが4日続く場合は専用の相談センターに相談するよう呼びかけるが、その間、いわゆる「自宅待機」をする場合、本人や看病する家族らは、食事や消毒など、どのようなことに気をつけるべきなのか。専門家に話を聞いた。
大阪大学の朝野和典教授(感染制御学)は、感染を防ぐため、せきやくしゃみ、発熱などの感染が疑われる症状が出ている人と同じ部屋で長時間会話をするなどの「濃厚接触」を避けるべきだという。「患者と看病する人はできるだけ別々の部屋で過ごし、ご飯も別々に取ってほしい」と話す。
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患者とともに使わざるを得ない洗面所やトイレなどでは、双方が手洗いを徹底することが大事だ。ドアノブなどの必ず触れる場所は、1回ごとにアルコールを使って消毒するのが理想的だという。
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食器や洗濯物については、いつも通り、一緒に洗って大丈夫だという。多くの水で洗い流せば、食器や衣類を介して感染することはないと考えられる。
大阪市立大学の加瀬哲男特任講師(感染症学)は、「部屋はよく換気し、看病する場合は、できれば専用の服を着てほしい」と話す。嘔吐(おうと)物を片付ける時は、不要なタオルで拭き取り、ポリ袋に入れて捨て、拭き取った後はアルコールで消毒すれば良いという。
屋内では、患者と看病する家族…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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