自分だけのオリジナル防災リュックづくりを、防災の啓発に取り組む母親たちのグループが提唱している。「ひとりひとり家庭や住環境が違うので、災害時に必要なものも違う」。親と子どもが一緒に取り組むことで、防災への意識が高まることにも期待する。
愛知県知立市や刈谷市で定期的に防災セミナーなどのイベントを開いている「防災ママかきつばた」。20~40代の母親約10人が中心となって活動している。
「それぞれの防災リュックをつくるのが大切です」。防災士の民間資格を持つ高木一恵代表(34)は話す。自分のものと、小学2年生の長男(7)のもの、二つの防災リュックの中身を見せてくれた。
それぞれ、避難先で1泊するのに必要なものが詰め込まれていた。非常食や飲料水、携帯トイレや除菌シート――。多くの種類があるかばんのうち、リュックを選んだのは、避難時に両手が使えるようにするためだという。
長男用のリュックには、家族写…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル