さいたま市大宮区のインターネットカフェで男が女性従業員を人質に立てこもった事件で、埼玉県警は18日深夜に住居不定、無職林一貴容疑者(40)を監禁の疑いで現行犯逮捕し、発表した。林容疑者は「ナイフを持っている」「女性と一緒に自分も死ぬ」と話していたといい、立てこもりは32時間余りに及んだ。
捜査1課によると、18日午後8時過ぎ、林容疑者が捜査員に「もう寝る」「休む」などと言った後に呼びかけに応じなくなったことから、県警は林容疑者が寝ていると判断し、鍵を特殊工具で破壊して突入。寝ていた林容疑者の身柄を確保し、女性を保護した。
逮捕容疑は6月17日午後2時25分ごろ~18日午後10時35分ごろ、さいたま市大宮区桜木町1丁目のネットカフェの個室に女性を監禁したというもの。容疑を認めているという。金銭などの具体的な要求はなかったことなどから、県警は詳しい動機を調べている。捜査関係者によると、個室からは刃物が見つかり、押収した。県警は林容疑者が女性を脅すために使ったとみている。
鍵穴に細工か 報道を気にした容疑者
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立てこもりの間、何が起きて…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル