容疑者が事件直前に3度、警察に相談 宮城・軽トラ小学校侵入事件

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根津弥 山浦正敏 平川仁

 宮城県栗原市の市立若柳小学校に軽トラックが侵入し、児童4人がはねられた事件で、県警が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した同市若柳、職業不詳の小野寺章仁容疑者(34)が事件前に近くの若柳署を訪れ、不調を訴える趣旨の相談をしていたことが県警への取材で分かった。小野寺容疑者は事件について「人にわざとぶつけようとした」という趣旨の供述をしているが、内容があいまいな部分もあり、県警が動機や経緯を慎重に調べている。

 事件は6日午後3時すぎに発生。県警によると、小野寺容疑者は5日午後5時ごろに電話で約20分、6日未明と午後1時ごろに署を訪れそれぞれ1時間程度、自身について相談していたという。自身に危害を加えられるという趣旨の相談をする一方で、事件を連想させるような言動はなかったといい、署員は自傷や他害の恐れはないと判断し、保護の措置は取らなかった。県警県民安全対策課は「現時点で必要な対応をしたと考えているが、相談対応が適切だったかさらに確認したい」としている。

 市教育委員会によると、車は…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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