家宅捜索や逮捕の予定日を捜査対象者に漏らしたとして、警視庁は4日、新宿署組織犯罪対策課の男性警部補(44)を地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑で書類送検し、減給100分の10(1カ月)の懲戒処分としたと発表した。警部補は同日、依願退職した。
人事1課によると、警部補は今年4~5月、自身が担当した大麻取締法違反事件で、容疑者の30代男性に電話し、日にちを指定した上で「自宅の中を確認するよ」「家に行くからいてね」などと伝えて家宅捜索や逮捕の予定を暗示し、職務上知り得た秘密を漏らした疑いがある。
警部補は調べに「空振りしたくなかった。手間を省いて要領よく処理することを優先した」と説明しているという。同課は、警部補と容疑者の間で金品の授受はなく、情報漏洩(ろうえい)による捜査への影響はなかった、としている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment