岡田匠
昨年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんや、元厚生労働事務次官の村木厚子さんが代表呼びかけ人を務め、10代、20代の女性を支援する「若草プロジェクト」が11月3日、大妻女子大学(東京都千代田区)でシンポジウムを開く。オンラインでも見られる。10月27日まで参加者を募っている。
シンポのテーマは「18歳成人で何が変わるか?」。林香里・東京大大学院教授の基調講演や、18歳成人、女性支援新法、AV新法について専門家による解説がある。最後は、若草プロジェクトの代表理事の大谷恭子弁護士が「瀬戸内寂聴さんの遺志を継いで」をテーマにあいさつする。
午後1時~4時15分。無料。会場150人、オンライン1千人(いずれも申し込み先着)。申し込みはサイト(https://www.wakakusa.jp.net/training-symposium)。
若草プロジェクトは、貧困や虐待、DV、薬物依存など法律や制度のはざまに置き去りにされがちだった若い女性を支援しようと2016年にできた。LINE相談に応じているほか、20年には東京・秋葉原で女性たちの居場所「まちなか保健室」を始めた。婦人科医や心理カウンセラーによる相談会やヨガ、アロマセラピーなどがある。(岡田匠)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル