富山県は4日午前8時現在で、地震による県内の重軽傷者を36人から37人に修正した。砺波市で軽傷者1人の報告があった。
避難者数は、氷見市163人、高岡市107人、射水市77人の順で、避難所は高岡市の21カ所など計39カ所に減った。
断水は氷見市の9100戸など県内計9179戸で続いている。氷見市は、ふれあいスポーツセンターなど計8カ所で応急給水。高岡市、小矢部市でも給水している。
氷見市によると、氷見、立山、砺波、南砺、富山、魚津の各市町の給水車が、県外からは横浜、川崎、岐阜県関の各市の給水車が水を運んでいる。5日から静岡県島田市からも派遣されるという。さらに国土交通省や民間の給水車も加わる。
給水先は市内8カ所の給水所や病院、福祉施設。金沢医科大学氷見市民病院では4日、川崎市などの給水車が受水槽に水を注いでいた。
高岡市でも大阪府の泉佐野市、交野(かたの)市、岐阜県美濃加茂市、山形県南陽市、東京都、黒部市、埼玉や長野の水道企業団などの給水車が活動。避難所になっている伏木コミュニティセンターには4日午前、東京都と泉佐野市の車が並んで給水した。
陸上自衛隊は5~9日、氷見市の避難者に炊き出しを行う。ふれあいスポーツセンターで5日の昼食から9日の夕食まで1日約100食を提供するという。
また氷見市は、9日の予定だった小中学校の始業を遅らせ、10日に始業できるかどうか検討している。さらに、災害ごみの仮置き場として、ふれあいの森第2駐車場(午前9時~午後4時)を指定した。
JR氷見線は6日始発から運転を再開する見込み。
日本赤十字社富山県支部が2日に石川県へ派遣した救護班第1班(6人)は、輪島市や七尾市で活動した後、4日夕に富山赤十字病院に戻った。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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