寝屋川監禁衰弱死、両親が起訴内容を否認 地裁で初公判

 大阪府寝屋川市で2017年、住宅内のプレハブの小部屋に長女の柿元愛里さん(当時33)を監禁し凍死させたとして、監禁と保護責任者遺棄致死の罪に問われた父親の泰孝被告(57)と母親の由加里被告(55)に対する裁判員裁判の初公判が7日、大阪地裁(野口卓志裁判長)で始まった。両被告は「愛里を監禁するつもりはなかった。愛里が命に関わるような危険な状況とは思いもしませんでした」などと述べ、起訴内容を否認した。

 起訴状によると、両被告は、監視カメラや内側から解錠できない二重扉が設置された自宅内のプレハブの小部屋に愛里さんを監禁。17年12月ごろから急激にやせ衰えたのに、十分に食事を与えたり、医師の診察を受けさせたりせず、同年12月に凍死させたとされる。

 両被告は17年12月23日、愛里さんが亡くなっていると府警寝屋川署に届け出た後、愛里さんの遺体を自宅に放置したとする死体遺棄容疑で逮捕された。同署の当時の発表によると、両被告は「娘がかわいくて自宅に置いておきたかった」などと話したという。大阪地検は監禁と保護責任者遺棄致死の罪で起訴し、死体遺棄容疑については不起訴とした。

 寝屋川市教育委員会は事件を受…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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