審査員が大絶賛した中2のトランペット 父と見たラピュタきっかけに

 「中学生でトランペットをこれほど自在に吹けるのは驚きだ」

 青森県八戸市立白銀中2年の成田侑愛(ゆめ)さん(14)は、藤崎町で1月28日に開かれた県管楽器ソロコンテストで、出場した小学生から社会人まで計81人の奏者の中から、最優秀グランプリを獲得。審査員に、そう絶賛された。

 演奏したのは「フライング・トーナル」。高音が続き、音程を保つのが難しい曲だが、華やかな音色で観客を魅了した。

 「高い音もしっかりと当てにいくことができた。緊張したけれど、良い演奏ができてうれしい」と話す。

 演奏を始めたのは小学3年の時。アニメ映画「天空の城ラピュタ」を一緒に見ていた父が、主人公の少年がトランペットを演奏する場面で、「このシーン、好きなんだ」と話したのがきっかけで、自分もやってみようと思ったのだ。

 初めて吹いた時から自由に音階を奏で、周囲を驚かせた。小、中学校では吹奏楽部に所属してさらに腕を磨き、演奏を褒められることも多かった。

 だが、ここ数年はコロナ禍でコンテストが相次いで中止になり、実力を試せない日々が続いた。

 ようやく昨年、日本管弦打楽…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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