寮費支払いにおびえ、ティッシュは半分裂いて…憧れの留学を円安直撃

 時間があくと、スマホで為替をチェックする。スーパーで飲み物を買う時は、1ミリリットルあたりの値段を計算して安い方を選ぶ。

 米シアトルの4年制大学に通う佐藤愛莉さん(19)は、いつの間にか、そういうくせがついた。

 8月、交換留学生として渡米した。予定では来年の5月まで。授業料負担はないが、寮費や生活費は、両親が負担する。両親は「お金の心配はしなくていい」と言うが、高校3年の弟は大学受験が控える。進む円安に「申し訳ない」と感じる日々だ。

一時、1ドル=150円を超えた円安。海外に留学する学生らは為替相場の動向にやきもきしています。記事後半では、大学図書館で起きている影響についても触れています。

 気になるのは寮費。学期ごとの支払いで、約5700ドル。9月に払った時は日本円で約80万円だったが、次の支払いとなる12月末ごろには何円になっているのか――。

 せっかくの留学なので、現地…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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