寺島実郎さんが、新型コロナがあぶり出した食の問題について語りました。
新型コロナウイルスは、グローバル化が進む世界の光と影の、「影」の部分をあぶり出しました。私たちは、「グローバルリスク」に直面していることを意識して対応を考える必要があります。
ついこの間まで、日本はインバウンドを多く取り込んで観光立国に持ち込み、国の将来を開いていこうと発想していました。より開かれた世界を作り、人とモノの移動と交流をはかり、それによって日本の発展や成長を描いていくという考え方に傾斜してたのです。
ところがコロナで、そういうことには影の部分がつきまとうということを思い知らされているわけです。
医療現場で必要なマスクや防護服、人工呼吸器などは、気がついてみたらほとんど海外に依存している。「江戸時代も真っ青」というぐらいの鎖国状態になって、人もモノも、海外からスムーズに入る状態ではなくなってしまいました。
なにより、医療現場で必要な物…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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