対局とは別の顔見せる「控室」の棋士  藤井七段は?

杉本昌隆八段の「棋道愛楽」

 藤井聡太七段が快勝した1月の朝日杯将棋オープン戦の名古屋対局。対局後の控室では、公開対局とは違った棋士の顔が見られます。

 対局後の感想戦も控室で行われますが、1日2対局あるため、午前中の1回戦の勝者は午後の対局に向けて手短になりがち。なので、別の棋士相手に感想戦をすることもあります。

 今年は1回戦で敗れた豊島将之名人・竜王が記録係の奨励会員相手に自身の将棋を検討していました。一昨年は解説者だった木村一基王位が私の弟子の奨励会員と盤を挟む場面もありましたが、控室ならではの光景です。

 午前中に負けてしまった棋士が午後の解説場にゲスト出演するのも恒例です。ちょっと複雑な心境ですが、ファンにとってはうれしいもの。対局中は無言でいる反動でしょうか、冗舌になる棋士が多いのも特徴です。

 対局者に思わぬプレゼントがあ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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