対面授業「したいのは山々」 文科省に反発、大学の実情

 対面授業が少ない大学名を文部科学省が公表し、増やすよう促した。コロナ下の大学はどうあるべきか。学生や教員も揺れている。

 文科省の調査に「対面授業は3割」と答えた国際基督教大。1年の女子学生(18)は英語や体育の授業などで週3日通学し、それ以外は自宅でオンライン授業を受けている。大学まで電車で約2時間かかり、感染への不安はある。「現状のオンラインと対面の併用に強い不満を抱いているわけではない」というが、友達はつくりにくい。来年度は語学が減り、オンラインの比率が増える見通しで、「卒業までずっとこんな感じだとしたら、つらい」。

 北九州市立大も対面授業の割合は3割。1年の女子学生(19)は入学以来、6、7回しか大学に行っていない。鹿児島県から4月に引っ越してきたが、前期はすべてオンライン授業だった。後期は1年生優先で対面授業が増えると聞いていたが、実際には演習の授業のみ。「普通の大学生活がどういうものか分からないけれど、早く元に戻ってほしい」という。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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