「一人暮らしの部屋を契約してみよう」
6月下旬、東京都立国際高校2年生の家庭科の授業。岩澤未奈先生が生徒に配ったのは、二つの1Kの間取りが書かれたワークシートだ。専有面積はほぼ同じだが、家賃や築年数など条件は異なる。生徒たちは、敷金や礼金などを読み取り、契約時に必要となる費用を計算し、比較した。
物件が決まれば、次に必要となるのは契約だ。「こういう契約書、みんなは見たことありますか?」。先生は、「賃貸住宅標準契約書」と書かれたプリントを見せながら問いかけるが、生徒たちはピンとこない。
身近な契約への気づきを促すことからスタートした岩澤先生の授業。記事後半では、「家を借りるか、買うか」をテーマに、生徒たちが将来のライフスタイルについて考えます。
「あるじゃない? 『同意』…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル